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パドゥクの飯椀


当工房の旋盤刃物研磨用グラインダーの砥石が、CBNホイールに換装されました。

左側は加工中の研ぎ直しに使う1000番右側は角度直し等である程度削る時の180番 。前者はナカジマウッドターニングスタジオさんで、後者はTSUBAKI LAV TOOLSさんで購入しました。ナカジマウッドターニングスタジオさんのホイールはかなり幅広で安心感があります。


研磨力を確かめるべく、硬めの材に挑戦します。


こちら。パドゥクという木で、家具等のほか、ギターにも使われます。紫檀代用材の一種として、パーロッサ等と並んで仏壇に使われることもありますね。

シラタと心材両方が入るように木取りしました。ちょこっとシラタが入るというよりは半々という感じなので、面白い見栄えです。


まずは底面から。

そもそもが硬い木であるのと共に、シラタと心材との硬軟差があるので刃が安定しません。材に押っ付けすぎると切削面がガタガタになるので、薄く均等に削るように意識しました。


逆目はほとんど起きないので、ベベルラビングが上手く出来ていればサンディングには苦労しません。


続いて反対面。普段使う木のようにシュルシュルと切屑が出る感じではなく、割と粉っぽい屑が出ます。こちらも底面と同じく薄削りのベベルラビングを心掛けます。



最後に高台周りの仕上げ。良く研いだスキューチゼルでビシッとした形を目指します。


完成です。


面白い。


いつも作る茶碗よりやや薄めかな。




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