0-28のtributeモデル。ボディが箱になってきました。
裏板材はインドローズです。これは愛知のギター製作者・日比伸也氏より譲り受けた長期乾燥済みの材です。とても安定しています。厚みを3mm前後まで鉋で落としました。型通りに切抜いて様子を確認し、縁近辺を少し薄くしました。
今回は高級仕様にする為、裏板の中心に飾り木を埋め込みました。ボディ内側面には割れ止めの補強を接着。
上下のブロックを製作。ネック側のブロックは少し重く作りました。対してエンドブロックの方は軽量化しました。表板接着面はライニング（糊代）と同じくらいの厚みになるよう、形を絞っています。側板を型にはめたまま、上下同時にブロックを接着します。
裏板の力木を接着する為、補強材を一部欠き取ります。ゴーバーデッキを使い力木を接着し、板を叩いて音を確認しながら肉を落とします。低音側を広く、高音側を狭く振動させるボディ作りを狙い、裏板の力木配置はこのような配置にしました。
ライニングを製作します。表側にはスプルース、裏側にはマホガニーを使います。軽く作りたい時には両側朴の木にしたり、杉を使ったりしますが、今回はオーソドックスな組み合わせです。ライニングは手鋸でも簡単に作れますが、時短の観点からスライド丸鋸と簡単な治具で作っています。
今回はカムクランプで接着しました。案外これが一番簡単か？
側板から外にはみ出した部分は小鉋や切り出しで取り除きます。
表板側のライニングを貼り、裏板側の力木の端に剥がれ防止でライニングの欠片を接着。見えませんが、力木の端は側板に届かないくらいの長さにしています。
ボディ内部にセラックで割れ止め塗装を行い、ラベルを貼りました。表板を貼ればボディ完成です。
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